アンダーヘアは脱毛しておいた方がいいの?
アンダーヘアを処理しておくハイジニーナ脱毛が流行していますが、AV女優においてはツルツルじゃない方がお仕事的には有利だって、本当でしょうか?
股間はツルツルにしておいくのがマナー?
最近はハイジニーナ脱毛が流行していますね。ハイジニーナ脱毛とはアンダーヘアを全て脱毛処理することで、Vライン(ビキニライン)、Iライン(陰部の両側)、Oライン(ヒップ奥)を脱毛するすることからVIO脱毛とも呼ばれています。
アンダーヘアを綺麗に脱毛してツルツルにしておけば、蒸れて不衛生になることもなく、またハミ毛を気にすることもなくなると、ハイジニーナ脱毛は欧米では一般化しています。特にセレブの間では、ほとんどの人が無毛にしていると報じられたことから、数年前から日本でもハイジニーナ脱毛する人が増えているのです。
欧米のポルノを見ると、女優やモデルのほとんどの股間がツルツルなことに気づくでしょう。欧米では、むしろアンダーヘアが生えているポルノ女優の方が少数派。アンダーヘアが生えている女優は逆にマニアックなジャンルに分類されてしまうほどだといいます。
ついこの間までアンダーヘアは禁止されていた
日本ではツルツルの股間のことを、パイパンと呼びます。麻雀の何も描いていない白い牌をそう呼ぶことが語源と言われています。
日本は、90年代初頭までアンダーヘアはわいせつだとして、表現することが禁じられていました。そのため雑誌のグラビアなどでも、アンダーヘアを写さずにギリギリまで見せようと剃毛しているモデルも多かったのです。
AVでも、アンダーヘアが写らないように股間に大きなモザイクがかけられていました。
グラビアやAVでアンダーヘアが写されるようになったのは90年代以降。AVでも、当時主流だったレンタルでは2007年までアンダーヘアは修正されていました。つい十数年前までヘア禁止だったのです。
それでは、AV女優としてデビューするには、事前にハイジニーナ脱毛しておいた方がいいと考える人もいるかもしれません。
でも、それはちょっと待ってください。特にデビュー作では、パイパンはマイナスになってしまうのです。
パイパンはヤリマンのイメージ?
現在の日本ではパイパン=アンダーヘアの処理をしている女性は、「ヤリマンっぽい」という印象があるのです。
これはあくまで男性側のイメージで女性はそうは思わないでしょうが、AVのユーザーは男性です。
アンダーヘアの処理をしているのは、その部分に気を使っているということから、そういったイメージが付いているのでしょう。
海外のポルノ女優がパイパンにしていることもその印象を強めているのかもしれません。
ツルツルな方が綺麗だからという理由で十代の頃からパイパンにしていた女性が、AVデビューの時に、プロデューサーから言われて慌てて生やした、という話も聞きます。
AVのデビュー作では、それまで普通の素人だったという初々しさが重視されます。そうなると、「プロっぽさ」につながるパイパンは、デメリットになってしまうのです。
生やすように言われた女性は、撮影の日までには間に合わず、うっすらと生えた状態で出演したそうです。
剃れるように生やしておく?
AVでもロリ系の作品ではパイパンは喜ばれます。ここではロリ=未成熟=清純と、イメージが逆の意味になるのが面白いですね。
逆に熟女モノのAV作品になると、パイパンだとイメージに合わないということで陰毛ウィッグを付けさせられることもあるようです。これも不自然に見えたり、皮膚に合わずにかぶれてしまうこともあるとのことで、できれば自前のアンダーヘアで行きたいものです。
とはいえ、パイパン好きという男性も少なくないため、パイパンを売りにしたAV作品も作られています。
その場合、「初パイパン」など作品の中で剃毛するシーンを目玉にしたりします。これは、最初からパイパンのAV女優さんの場合は出来ない作品ということになりますね。
「初○○」はAVの中でも需要がある企画です。そのひとつを無くしてしまうのはもったいない話です。
そんなわけでAVデビューにあたっては、アンダーヘアはちゃんと生やしておいた方がよいと思われるのです。