セックス依存症とAV女優の意外な共通点
自分で抑えられないほどにセックスを求めてしまう人、もしかしたらセックス依存症なのかもしれません。どうして、そんなにセックスを求めてしまうのでしょうか?
セックス依存症という病気
セックス依存症という病気があることを知っていますか?
単にセックスが好きでたまらない人、というように思われていますが、れっきとした精神疾患のひとつとして扱われています。
セックス依存症の人は、セックスに対する欲求が強すぎて、それを我慢することができなくなります。
セックスをしている時は幸福感や愛情を実感することができるのですが、セックスをしていないとそれを感じつことが出来ずに、ストレスになってしまいます。
多くの場合は、本来のパートナーとのセックスだけでは満足できずに、不特定多数とのセックスを繰り返すようになります。
第42代アメリカ合衆国大統領であるビル・クリントンやプロゴルファーのタイガー・ウッズ、俳優のエディ・マーフィやチャーリー・シーンなどがセックス依存症患者として知られています。
もちろん男性ばかりではなく、女性にもセックス依存症患者は多く、むしろ女性の方が重症化しやすいと言われています。
なぜセックス依存症になるのか
セックス依存症になる原因として最も大きい理由は親子関係だと言われています。
しつけが厳しかった、親からの愛情が薄かった(薄いと感じた)、親が神経質だった、親から性的虐待を受けた、といった経験を持っていた人がセックス依存症になりやすいようです。
もっと親に愛されたかったという気持ちが、過剰にセックスという行為に走らせるのだと言われています。
また不安や孤独を感じていたり、周囲に対してコンプレックスを感じている人もセックス依存症になりやすいのです。
セックスをすることで、相手に自分の価値を認めて欲しいという気持ちが満たされるのですが、それはセックスをしていないと満たされないという状況を生んでしまうのです。そのため、常にセックスを求めるようになってしまいます。
いけないとわかっていても、ついセックスを求めてしまう。正にセックスに依存してしまう状態なのです。
AV女優も愛されたくてセックスする?
AV女優の場合も、親子関係があまりよくなかったという人が多いようです。
そして、最近はAV女優として仕事を続ける理由が金銭面だけではないという人が増えています。
メーカーやユーザー、そしてファンなどから「必要」とされることに喜びとやりがいを感じているという答えが目立つようになっているのです。
そして、もっと「必要とされる」=「愛されたい」と思い、仕事をがんばろうと考えています。
AV女優にとって、仕事とはカメラの前でセックスを見せることです。
AV女優は、もっと愛されたいと思って、どんどん激しいセックスを見せるようになるのです。
また、AV女優がTwitterなどのSNSでセクシーなサービスショットを投稿するのも、こうした気持ちの現れです。
彼女たちのほとんどは、プロダクションやメーカーから言われるのではなく、自分からより過激な表現を求めるようになっています。
リスクを背負ってしまう前に
セックス依存症の人は、その奔放なセックスにより、人間関係を壊してしまったり、性病や妊娠といったリスクを負ってしまうなど、問題があります。
その点、同じような欲求を発散しているとしてもAV女優の場合は、そうした行動が「仕事」として認められますし、肉体的な安全も保証されています。
そういう意味では、同じ欲求を抱えていても、一般のセックス依存症患者に比べると、ずっと幸せなのかもしれません。
もちろん、欲求の度が過ぎると、AV撮影の仕事だけでは収まりきれなくなってしまうのかもしれませんが……。
もっと愛されたい、必要とされたいという欲求は、全ての人間が持っているものです。しかし、それを過度のセックスで解消しようとすると、あまりにリスクが大きすぎるのです。
セックス依存症を治す方法としては、診療内科での治療や、カウンセリングなどがあります。
悩みを一人で抱え込まず、医師やカウンセラーに相談することが大切です。