現在の仕事を続けたままでAV女優もやりたい、あるいはAV女優と平行して他の仕事もやりたい、と考える人もいるでしょう。実際に現在もそうした兼業AV女優も、少なくないのです。ここでは、平行して仕事をすることについての注意点などをお話します。
意外に多い兼業AV女優
AV女優になるために、仕事を辞めるのではなく、もともとの仕事を続けながら、休みの日を利用してAV女優としても活動している人は、意外に多いのです。
自分の都合のいい日に撮影をあわせることも出来るAVの仕事は、少しの時間で高収入を得られるアルバイトとしても、大きなメリットがあると言えます。シフト制など、休みが不定期な職業の場合でも、上手くスケジュールをあわせることが可能です。
雑誌のグラビアなどに登場するような売れっ子の単体女優が、実は他の仕事も続けているという例も珍しくありませんし、撮影の仕事が少ないため、生活費を稼ぐために他のアルバイトをしている人も多いようです。
学生をしながらAVの仕事をしている人も、兼業AV女優と言ってもいいかもしれません。
兼業を続ける理由は、人それぞれですが、多くの場合はAV女優をやっていることは職場には秘密にしているため、それがバレないように苦労しているようです。
生活バランスを崩さないための兼業
とある売れっ子単体女優は、AVの仕事を並行して中華料理店でのアルバイトをずっと続けていました。
決して時給もよくないそのアルバイトを辞めない理由を聞くと「普通の感覚を忘れたくなかったから」と答えました。
AV業界の中でずっと過ごしていると、一般の人の意識がわからなくなってしまいそうで、怖かったのだと言います。
「いつかはAV女優の仕事は引退して、普通の生活をするつもりだったので、感覚を偏らせたくなかったんです」
また、とある人気企画単体女優は、将来は語学を活かした仕事をしたいという夢があったため、語学の学校に通ったり、通訳のアルバイトをするなど、努力を欠かしませんでした。時には予備校の試験の試験監督のアルバイトをしたこともあるそうです。巨乳で有名だった彼女がたくさんの人を相手にする仕事をして、身バレしなかったのか心配になりますが、「眼鏡をかけて地味な服を着て、イメージが全然違っていたから、わからなかったみたいですよ」と言っていました。
地方に住んだままで、まとめて稼ぐ
最近、増えているのが地方に住んだままで、仕事の時だけ東京に出てきて仕事をするというスタイルのAV女優です。
普段は就職した地元の会社で働き、週末や有給休暇などを使って数日間だけ上京し、まとめて何本かの撮影するわけです。
地元と東京を往復する時間や交通費などの負担はありますが、せっかく就職した地元の仕事を続けられるのは大きなメリットだと言います。
AV事務所の中には、こうした時に宿泊できる部屋を持っているところもあるので、契約の時に確認するのもいいでしょう。
地元に愛着があり、あくまでも地元での生活を続けたいという人には、こうしたやり方が向いているようです。
日常の自分と、AV女優としての自分をはっきりと分けたい人にとっても、意識のスイッチを切り替えやすいこの「新出稼ぎ」スタイルは向いているのかもしれません。
AV女優という肩書を活かした副業も
現役AV女優という肩書は、一部の業界においては大きな武器になります。
まず、以前からの古典的な副業としては風俗店があります。ソープランド、ヘルス、デリバリーヘルスなど、ジャンルも色々ですが、いずれでも現役AV女優という肩書があると、大きなセールスポイントとなります。
中には現役AV女優は、特別コースとして、一般よりも高いプレイ料金を設定しているお店もあります。
また最近多くなっているのが、現役AV女優ばかりを集めたキャバクラやガールズバーです。こちらも普通の店よりも割高の料金でも、AV女優に会えるというメリットがあるため人気があります。
この他、別項で説明する撮影会やストリップなども、AV女優という肩書を活かした副業と言えるかもしれません。
AVユーザーにとっては、モニター越しにしか見ることの出来ないAV女優に実際に会うことが出来るということは、大きな魅力なのです。
バイト禁止の社則に気をつけて
兼業AV女優になるということは、本職の他に別の仕事をするということです。
就業規則で、副業を禁止している会社があります。就業時間外、つまり休みの日であっても、賃金が発生する仕事をしてはいけないという規則です。
公務員の場合も国家公務員法に副業禁止が明記されています。
副業が会社に知れてしまった場合、懲戒解雇(公務員の場合は懲戒免職)となり、退職金も支払われないこともあります。
AVの仕事が会社に知られた場合、気まずいことはもちろんですが、このように職を失ってしまう可能性もあるということは、知っておきましょう。
もちろん、AV以外の仕事がアルバイトであれば、副業を禁止されていることはまず無いので、心配はありません。
いずれにせよ、AV女優として活動していることを公言している場合以外は、職場にあまり知られたくないのは普通でしょう。身バレについては十分注意を払うことが必要です。