日本のAV女優は海外で大人気
日本のAV女優は海外でも人気があるのです。中には日本以上に知名度が高くなっているAV女優もいるとか。しかし、AV作品そのものの海外輸出は出来ないのです……。
海外でも人気の日本のAV
インターネット時代になってから、海外での日本のAV人気は一気に高まりました。
蒼井そらさん、波多野結衣さん、小澤マリアさんなどがアジアではカリスマ的な人気となっている話などは聞いたことがあると思います。
80年代でも、海外(主にアメリカ)向けに裏ビデオが制作されたり、輸出されたりしたことはありました。それは時代劇ポルノであるなど、オリエンタル趣味を持つ人向けであったり、海外在住の日本人向けであるなど、一部のユーザーに向けたものでした。
しかし90年頃からアジアで日本のAV作品がこっそりと販売されることが増え、大人気となりました。この頃は、DVDの前身とも言えるビデオCDで販売されることが多く、そのほとんどが違法にコピーされた海賊版でした。
そして、インターネットが普及すると、日本のAV作品は一気に広がりを見せました。
しかし、問題となっているのは、ビデオCD同様、ネットで流通しているAV作品のほとんどが違法にアップロードされたものだということなのです。
AV女優といえば日本?
中国や韓国、台湾などのアジア圏で日本のAV女優の人気が高い理由のひとつに、これらの国には基本的にAV女優がいないということがあります。
中国や韓国ではAVは法律で禁止されていますし、台湾でもちゃんとしたAV作品は作られていません。そのため、AV女優もいないのです(映画などでセックスシーンを演じた女優をAV女優と呼ぶことはあるようです)。
しかし、インターネットなどでこっそり流通されるなど、アンダーグラウンドな世界では、ポルノも見放題。日本人男性以上に、日本のAV作品に詳しい人もいるほどです。また、プライベートで撮影した自画撮りヌードや、ハメ撮りなどがインターネットで広まるといったことも多いようです。
そのため、AV女優=日本のAV女優というイメージが強くなっているようです。
もちろん日本のAV女優のレベルが高いということも前提にあるわけですが。
日本のAV作品は世界で一番人気があるのに海外進出できない
アジア圏では表向きAV作品は禁止されているため、正式な販売はできません。
そして欧米では、修正をしている日本のAV作品は、あまり受け入れられないのです。西洋人は日本のAV作品を見ると、局部にかけられているモザイクが奇妙なものに見えるらしく、笑いが起こるといいます。
つまり海外では日本のAVは「商品」として販売することは難しいのが現状なのです。
世界最大のポルノ動画共有サイトである「Pornhub」の2019年度検索度ランキングでは、一位が「japanese」で二位が「hentai」です。「japanese」は、もちろん日本人が登場するポルノ、「hentai」は日本の成人向けアニメや漫画を意味します。上位二位を日本のポルノが占めているのです。
これだけ日本のポルノが世界的に受け入れられているのに、海外進出が難しいというのは、なんとも皮肉なことです。
海外でタレントとして活動するAV女優
ころが、AV自体は販売できなくても、AV女優そのものを海外進出させることはできます。
例えば中国(台湾・香港)などでは、日本のAV女優が訪中してイベントを行うと、大変な集客があるといいます。人気AV女優であれば何万人ものファンが集まるというのですから、その盛り上がりは日本以上なのです。
そのため、日本のAV女優は海外ではタレント的な活動をすることが多いのです。
日本ではAV女優がメジャーな企業のCMに登場することは、あまりないのですが、波多野結衣さんが台湾、葵つかささんがフィリピンでCMに出演しています。AV男優のしみけんさんが韓国のCMに出演したという例もあります。
また海外の一般映画にAV女優が出演することも増えています。
このようにAV作品そのものは輸出できなくとも「タレント」として海外で活躍することは出来るのです。
最近は、中国語などを学んでいるAV女優は増えているようです。海外へと活躍の場を広げるAV女優は、今後ますます増えていくでしょう。