AV女優はインタビューでどんなことを聞かれるのか?
AV女優の仕事のひとつにインタビューに答えるというものもあります。でも、インタビューって、いったいどんなことを聞かれるのでしょうか?
ベテランAVライターさんに聞いてみました
単体AV女優や、人気の企画単体AV女優は雑誌やウェブメディアなどで、インタビューを受けることがあります。
現在はSNSなどでAV女優自身が自分の情報を発信することも出来ますが、以前はこうしたインタビューだけが、ファンがAV女優のナマの声を聞くことのできる手段でした。そして今でも、インタビューは人気の記事なのです。
単体AV女優のデビューの時などは、一日に何件ものインタビューをこなさなければならないほどです。
普通に生活している女性ならば、インタビューを受けるような経験は、なかなか無いものです。
どんなことを話せばいいのか、緊張したり不安になってしまうでしょう。
そこで、これまでに数百人ものAV女優にインタビューしてきたというベテランライターに、AV女優のインタビューとは、どんなふうに進んでいくのか、どんな質問をするのかを聞いてみました。
AV女優のプロフィールにそって取材は進められる
「そのAV女優さんが新人なのか、ある程度のキャリアがある人なのかで、質問も変わってきますね。AV出演作があれば、事前に見ておきます。キャリアがある人で既に他のインタビューが発表されていれば、それもチェックしておきます。ただ新人AV女優さんのインタビューだと、まだAV作品が出来ていなかったり、情報が全然なかったりするので、そういう時は、白紙の状態でインタビューに望むことになりますね」
新人AV女優の場合は、簡単なプロフィールくらいしか情報がないことが多いとのことです。
「ただ、そのプロフィールの情報は、あんまりアテにならないんですよ(笑)」
AV女優の場合、身バレを防ぐこともあり、出身地や年齢、前職などのデータは、本当ではないことがほとんどだからです。
「それをそのまま書くAVライターもいますが、僕はできるだけ本当のことを聞きたいので、そのプロフィールに矛盾しない範囲で、それ以外のことを話してもらうようにしています」
AVライターはどんなことを聞きたいのか?
必ず聞くことは何ですか?
「僕の場合は、エッチに興味を持ったきっかけ、初体験、AVに出演しようと思った理由、自分にとっての理想のエッチのシチュエーション、オナニーする時にどんなことを考えるか、好きな男性のタイプ、あとは趣味。だいたいそのあたりは聞きますね。話が広がりやすいテーマを選ぶことがコツです」
インタビューの時はメモした項目を読み上げて尋ねるのではなく、普通に会話をしてその流れで聞いていくそうです。
「特に新人AV女優さんの場合は、取材だと身構えられちゃうと緊張して話が弾まなくなるので、できるだけ雑談の延長で話してもらえるように心がけていますね。だから僕はメモは取らないで録音だけです。とにかくリラックスして話してもらえるように、ということを一番に考えています」
他では聞いたことのない、意外な話を引き出せると、AVライターとしては、「やった!」という気持ちになるそうです。
後で直せるので、できるだけ素のAV女優の声を
そうやって、上手く乗せられると、身バレにつながるようなことまで、うっかり話してしまいそうですが……。
「インタビュー原稿は基本的にAVプロダクションやAVメーカーさんにチェックしてもらうので、マズいことは記事になりません。僕らもプロなので、これは書いてはいけないな、ということは、ちゃんとわかりますしね」
プロフィール上の設定と、矛盾しないように話を調整するのが、なかなか大変そうです。
「そこのテクニックはプロですから(笑)。でも、AVメーカーさんによっては、ガチガチにプロフィールを設定したり、素と違うキャラクターにしちゃうこともあって、そうなると何一つ本当のことを書けなくて苦労するんですよね。今は、SNSなどでAV女優さん本人のキャラを打ち出した方が人気が伸びたりするので、あんまり設定ガチガチにしない方がいいと思うんですけどね……」
後でチェックで修正することは出来るので、インタビューの時は、できるだけリラックスして素の顔を見せて欲しい、とのことです。