AV女優が引退する時
仕事がなくなればAV女優は終わり
どんなことにも終わりはあります。特にAV女優の仕事の寿命は決して長くはありません。
中には10年、さらには20年という超ベテランもいますが、それがごく例外です。伝説的な人気を誇るような選ばれた女優ということになります。
ほとんどの人が一年未満でその活動を終えています。そこそこがんばった人で3年くらい。5年以上となれば、かなり人気がある人だと言えるでしょう。
AV女優は、あくまでも出演する仕事があって成り立つ職業です。いくら自分がAV女優だと言い張っても、出演する仕事がなければ自称に過ぎないのです。
仕事の依頼がなくなってしまえば、引退を余儀なくされるということです。
また提示されるギャラがどんどん下がっていって、これでは割に合わないと思うこともあります。よほど人気が上がらない限り、ギャラは次第に下がっていきます。
また、要求されるプレイがハードになっていくということもあるでしょう。これ以上ハードになったら、体がもたないと、引退を決意する例も多いようです。
専属契約が切れてAV引退
メーカーと専属契約している単体女優の場合は、そのメーカーとの契約が切れ(更新されない)た場合、他のメーカーと専属契約をするか、もしくは企画単体女優になることになります。
他のメーカーと契約できなかければ、企画単体女優として活動するしかないのですが、それをよしとせずに、そこで引退するという女優もいます。
現在は、単体女優以上に人気の高い企画単体女優もたくさんいますし、必ずしも企画女優が単体女優の下の地位にあるというわけではありませんが、そこにプライドを持っていた単体女優とすれば、屈辱的に思うのかもしれません。
また、基本的に月に一回だけの撮影である単体女優と違い、企画女優はどれたけたくさん撮影できるかが勝負。体力的に厳しくなるということもあるでしょう。
単体女優から企画女優になって、むしろ人気が上がったという女優も少なくないのですが、メーカーの専属契約が切れたことを機に引退する女優もたくさんいるのです。
バレが理由で突然辞めるAV女優も
もちろん本人の事情で辞めるという例もあります。
不幸な例としては、親バレや周囲バレによって引退することになるということがあります。彼氏にバレて、というのもよく聞く話です。また彼氏が出来たことによって、AVの仕事がしたくなくなり、引退するという例もありますが、こちらは祝福するべきなのかもしれないですね。
いずれにしろ、こうした事情の場合は、電撃引退となる場合がほとんどです。それまで普通にSNSなども更新していたのに、突然アカウントも消されてしまうというのは、こうした理由の可能性が強いのです。
飽きてしまった、という話も意外に聞く理由です。ある程度をすぎると撮影の内容もだいたい同じようなものばかりになる傾向があります。
AVの仕事に面白さや刺激を感じていた人にとっては、こうした理由でやる気がなくなってしまうのでしょう。
AV女優は辞めたければいつでも辞められるが
このように引退する理由は様々です。以前は、もう辞めたいといっても、AVプロダクションが承認してくれずに、半ば強引に説得されたり、法外なペナルティ(罰金)を要求されたなどという話も聞きました。
しかし現在はAV業界もクリーンになり、本人が辞めたいという意思を無視するようなことはなくなりました。
今のAV業界では、本人が望まないAV撮影をするようなことはありません。
ただし、事前に決まっていた仕事があった場合、それがキャンセルとなれば、それに関わっていた人に迷惑がかかってしまうのも事実です。
緊急の理由がない限り、できるだけ早めに引退の意思はマネージャーなどに伝えておくべきでしょう。
最近は、半年くらい前から引退を公表する女優が増えているようです。
人気女優であれば、ご褒美的な「引退記念作品」を撮ってもらえることもあります。