AV女優を長く続けるには何が必要ですか?
AV女優の寿命はせいぜい2~3年だと言われていましたが、最近は10年以上のキャリアを持つAV女優も珍しくなってきています。長続きするAV女優とそうでないAV女優の違いは何なのでしょうか?
プロとしてのAV女優
最近、AV女優をインタビューしていて気がつくのは「長くやりたいです」と答える人が多いことです。
80年代や90年代では、AV女優の仕事はお金を稼ぐため、あるいは有名になって次のステップに進むためと考える人が多かったので、できるだけ目標を達成して早く辞めたいという考えが普通だったのです。
それが少しずつ変わってきたのは00年代に入ってからでしょうか。AV女優がテレビなどでも活躍したり、女性がアダルトビデオを見るようになったりして、「AV女優に憧れる女性」が増えてきたのです。それは90年代までには考えられないことでした。
AV女優になりたい、と考えてAV業界に入ってくる女性が増えたのです。それによって、AV女優の数が増え、競争も厳しくなったことで、AVに出演することをちゃんと「仕事」として考えるAV女優が多くなっていったのです。AV女優のプロ意識が高くなったわけです。もう、女性ならば裸になればお金になる、そんな時代ではなくなったのです。
素人役だけでは長続きしない
素人役が多い企画AV女優の場合、AVメーカーを一巡してしまうと、そこで仕事が途切れてしまうことがあります。素人のはずが、何度も出演するとおかしいからです。こうなると数ヶ月で活動が行き詰まってしまいます。
それでも評判がよければ二巡目があります。まず二巡目があるかどうかが最初の大きな難関だと言えるでしょう。
素人として出演した場合でも、人気が高かった場合は「あの話題の○○ちゃんが再び登場してくれました!」という形で出演することがあります。こうなると、「あのAV女優は人気があるんだな」と他のAVメーカーからも認められるでしょう。
そうして素人役だけではなく、女優名も作品にクレジットされるようになると、企画単体AV女優の仲間入りということになります。
まず名前がAV業界に知られるようになるということが大事です。先に述べたように、素人役だけだと、何度も出演することが難しいからです。
長続きする専属AV女優はファンを大事にしている
単体AV女優(専属女優)の場合は、専属契約を延長してくれるか、または新たに専属契約をしてくれるかが、長い活動をするための条件となります。
AVメーカーにとって、契約を結ぶかどうかは、当然出演AV作品の売り上げが期待できるかにかかっています。出演作が売れるAV女優であれば、自社の専属であって欲しいと考えるのは当然です。
特に単体AV女優作品の場合、デビュー作が最も売り上げがよく、その後は下降していくのが普通です。つまり、その下降をいかに緩やかにしていくかが専属AV女優の勝負と言えるでしょう。
そうなると固定ファンをどれくらい持っているかが重要になります。必ず出演作は買うというようなファンがたくさんいれば、売り上げは安定するからです。
そのためイベントなどに強いAV女優が有利になります。ファンとの交流が苦にならない性格であることは、単体AV女優にとっては大事な要素だと言えそうです。
いつ「熟女」になるかのタイミング
つぼみさんのように、10年以上のキャリアとなってもいつまでも可愛らしさを保っているAV女優もいますが、やはりそれは例外。人間はやはり加齢によってルックスもイメージも変わっていきます。
「美少女」としてデビューしても、ある程度で「お姉さん」、「若妻」、そして「熟女」へと依頼も変わっていくのが普通です。
少女からお姉さんへの移行は2~3年ほどですが、一度「熟女」になってしまえば、その後は長く活動できることになります。
あまりパッとしなかったAV女優が熟女に移行した途端に、大人気になったということもありますが、熟女になったことで活動の幅が狭くなってしまうデメリットもあります。
どのタイミングで、熟女に移行するかは、長く活動したいAV女優にとっては大きな問題となってきています。
今の自分の年齢やルックスは、どんなキャラクターに向いているのかは、客観的に把握しておくことは大切でしょう。